写真で見出す真実の幸せ

例4 明るい緑の中に咲く花の写真のスキャンテクニック
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右の写真が初期状態でスキャンしたもの。こういった緑色が多い中に咲いている花を再現するためには、花びらの階調をつぶさないように気をつける必要があります。この写真では、花びらが青色に近いので、中間調からシャドウ部分を重視して補正をかけていきます。逆に、白や黄色といった明るい色の花の場合は、ハイライト部分を重視して補正をかけるとよいと思います。これらの補正にいちばん向いているのが「トーンカーブ」の機能になります。
原版と比べると、露出が不足しているようなので、「トーンカーブ」の中間調のスライダーを左に動かして明るさを調整します。花の明るさ、全体の立体感に気をつけながら少しずつ調整していきます。
この写真の場合、花びらの青色が薄くならない程度に明るさを調整します。また、左に動かしすぎると、ハイライト部分がとんでしまいますので、注意が必要です。
次は「LCHエディタ」の「彩度」を用いて、発色を整えます。カーブの中央付近を持ち上げて彩度を強めます。色別のメリハリが出てきますが、あげすぎると色がつぶれますので、注意が必要です。
考え方としては、トーンカーブで全体的な明るさを整え、「LCHエディタ」で発色性や立体感を、「カラーバランス」で色味を整えるとよいと思います。
最終的に、再度「トーンカーブ」でコントラストを補正し、「カラーバランス」で色味を調整して完成となります。この写真のように、大部分を占める緑色と花の青色に着目する必要があるのですが、漠然とスライダーを動かしてもなかなか決まらないので、色の違いがわかりやすい白色の部分やハイライトの部分に着目すると補正がしやすいです。
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